金曜日の夜。
やっと一週間が終わった。
■ 静かな部屋
テレビもつけてない。
音があるのは、
冷蔵庫の音だけだった。
■ 久しぶりの名前
LINEを開いた瞬間、
ある人の名前が目に入った。
■ 本当に久しぶり
最後に話したのは、
いつだったか思い出せない。
■ 最初の文章
「元気?」
たった三文字。
■ 消した
なんか違う気がした。
■ 二回目
「最近どうしてる?」
また消した。
■ 三回目
「急にごめん」
これも消した。
■ 金曜の夜だから
お酒のせいじゃない。
寂しいだけでもない。
でも、
少しだけ声が聞きたかった。
■ 思い出した
笑い方。
話し方。
コンビニで悩む癖。
全部、
まだ覚えてた。
■ 既読が怖かった
既読にならないのも嫌。
既読だけなのも嫌。
返信が来ても、
たぶん困る。
■ それでも
送ろうとした。
■ でも送れなかった
結局、
何も送らなかった。
■ みなみの本音
本当に忘れた人のことは、
たぶん思い出さない。
思い出すってことは、
まだどこかに残ってるんだと思う。
■ 最後に
送らなかったLINE。
でも、
あの数分間だけは、
確かにその人と一緒にいた気がした。
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※送信ボタンの前で止まった夜の話でした
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